今から1年ちょっと前にデザイナードラフトという転職サービスを利用しました。
このサービスを知ったきっかけは、知り合いのデザイナーに教えてもらったからですが、当時転職しようかどうか迷っていたので、ものは試し程度の気持ちで登録しました。
このサービスの一番の特徴である、「企業から内定前に年収付きの指名を受けられる」という着想には目からウロコ的な気分になりました。
私が体験してきた転職活動では、面接時に希望年収を伝えて内定時に提示されるというのが通例でしたが、このサービスはこれまでの自分の常識を覆してくれました。
これまでは面接後の提示金額が希望に満たず、お断りした経験が何度かありましたが、面接に行く時間と交通費などの無駄を省くことができるこのシステムは、多くの転職者にとって大きなメリットになるのではないかと思います。
私が実際に利用したのは第2回目のデザイナードラフト。
ドラフト開始まで、2週間位の猶予がありましたので、これまでの実績を軽くまとめたポートフォリを用意しました。
その他、デザイナードラフトでは用意すべきレジュメが多くあり、これらの記入にはそれなりの時間がかかりました。
記述すべき内容は「将来の野望」「マネージメント経験に関する記述」「デザイナーとしての強みと他人からの評価」「デザインする際に大事にしていること」など、デザインに関する項目が多岐に渡って求められます。
マイナビやリクナビなど大手転職サービスのレジュメに比べて結構労力が必要ですが、このレジュメを基に年収を提示する必要があるため、当然といえば当然です。
しかも注目すべきは提示年収の90%を下回ることは禁止しているため、入札する企業も真剣です。ここで適当な記述をしていると指名は入らないと思われます。
そして全ての項目をなんとか記述し、ドラフトの日を迎えました。
昼休みなどにサイトにログインしマイページをチェックすると、自分のレジュメを見ている企業がリアルタイムで表示され、時には気になるユーザーとして企業からブックマーク(機能名が違うかも。。)されているのが分かります。
これらの機能のおかげで、ドキドキ・ワクワクしながらマイページをちょこちょこチェックしていました。
結果的に入札してくれた企業がありましたので、なんとなく一安心。
入札していただいた企業からは、よくあるコピペの返信ではなく、「指名理由」や「任せたいこと」など、きちんと考えて入札してくれたと感じるお誘いの言葉がありました。
提示された金額は自分の希望年収よりも下回っていましたが、こういった新しいサービスを取り入れている企業なので話だけでも聞いてみたいと思い面談を希望しました。
デザイナードラフトには面談の種類を「選考を希望」「ラフな面談を希望」「ただ会って話してみたい」と3つのタイプが用意されています。
こういった細かい配慮も嬉しい点だと思います。
実際には「ただ会って話してみたい」という内容で望みましたが、詳しい業務内容や評価していただいた点を聞くことができ、有意義な時間を過ごすことができました。
最終的にはお断りしたのですが、色々な企業の話を聞くだけでも勉強になったのでいい体験だったと思います。
さらに「友達を紹介して、各種プレゼントをもらおう!」キャンペーンに申し込んでいたので、デザイナードラフト終了時にクラフトビールが自宅に届きましたw
さて、実際の転職はというと残念ながらデザイナードラフトからではなく自力で転職しましたが、これまでのキャリアの見直しなど役に立つことが多くありました。
自分の市場価値を調べるのにも役に立つので、機会があればまた参加してみようかなと思います。
参加する方はくれぐれもレジュメの記入は慎重にしましょう。
こちらの記事はデザイナードラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています